【意味】年末調整は文字通り年末に税額を調整すること

お金の知識

11月になり、2019年もあと2ヶ月となりました。この時期になると会社員の方は事務から年末調整に関する書類を受け取ったと思います。

今年入社された社会人の人にとっては年末調整は初めてのことなのでどういうものなのかわからない人も多いでしょう。特に知らないと損することもありますので知っておいて損はありません。

サラリーマンにとっての年末調整は毎年1度必ず行う必要のある恒例行事、学生時代での体育祭や文化祭のようなものなのでしっかりと準備しておきましょう。

年末調整の目的は所得税の再計算

年末調整の目的はサラリーマンの給料やボーナスから源泉徴収されている所得税の過不足を調整することです。

そもそも、なぜ調整する必要があるのかというと源泉徴収される額はあくまで見込みの数字であり、普通は本来の金額よりも多めに取られています。

しかし、実際には給与から天引きされている社会保険料(厚生年金、健康保険料など)以外にも控除対象となる各種保険料、家族構成などによって課税対象となる所得が変わってきます。

所得は年収からあらゆる控除額を差し引いたものなので控除額が多ければ多いほど得をします。所得が低くなればなるほど、税金として納める金額も少なくなるからです。

なので、年末調整では自分の1年間の所得を計算することは非常に大切なことなのです。

年末調整で用いる書類の種類は3種類

年末調整で提出する書類は扶養控除等異動申告書、配偶者控除等申告書、保険料控除申告書の3つです。ただ、サラリーマン全員が3つすべて出すということではなく、人によっては提出が不要なものもあります。

扶養控除等異動申告書
扶養家族が何人いるかを申告するための書類。扶養家族とは生計が一緒であり、扶養している家族のことです。
配偶者控除等申告書
配偶者がいる場合、所得に応じて受け取れる配偶者控除を確定するための書類です。平成30年から配偶者控除に関して改定があったため生まれたためかなり新しい。
保険料控除申告書
生命保険や地震保険に応じた保険料控除を申告するための書類。iDeCoや企業型確定拠出年金の控除もこの書類で申請します。

例えば、あひるは結婚しておらず、生活を共にしているパートナーはいませんので配偶者控除申告書は提出しておりません。ですので、あひるは扶養控除と保険料控除の2つしか会社には提出していません。

個人で準備すべきは保険料金の支払い証明書

各種保険料の支払い証明書は保険料控除申告書を提出する際に添付が求められる書類です。これは10月末ごろから住所に送付される書類なので発行のために手続きを行う必要はありませんので安心してください。

サラリーマンにとって提出が必要となる保険を下記にまとめてみましたので確認してみてください。他にもあるかもしれませんが、多くのサラリーマンが支払っている保険はこれくらいでしょうね。

  • 生命保険
  • 医療保険
  • 地震保険
  • 個人年金保険
  • 確定拠出年金

人によっては年間数万円もする保険料を支払っているのだから忘れずに控除を受けましょう。控除を申請するだけで徴収された税金が返ってくるのですから忘れずに。

わからないから、面倒だからといって何もしないことは損するだけです。自分のお金に関してだけは賢く生きましょう!

新入社員が注意するべきは1月から3月までのバイト代

意外と忘れがちになるのが、入社する前の収入についてです。多くの学生がアルバイトをしていたと思います。その際は同じ年に複数の会社から給与を受け取っていることになります。

当然、勤める前の給与も年末調整の対象となりますのでアルバイトでの源泉徴収票の提出が必要です。源泉徴収票はアルバイト先から送られてきますし、基本的には勤めている会社に年末調整の書類と一緒に源泉徴収票を提出すれば手続きを行ってくれるので安心しましょう。

万が一、会社が手続きをしてくれない場合は自分で確定申告をする必要がありますので注意してください。

アルバイト先からの源泉徴収票は当時届けていた住所へと送付されます。就職にあたって住所が変わっており、アルバイト先に届けていた住所が違う人は要注意です。受け取れなかった人はアルバイト先へ連絡し、再発行を申し出てください。

会社側からバイト代の源泉徴収を求められなかった場合

こういう会社があるとは思えませんが、そういった会社に勤めている場合は自分で確定申告を行う必要があります。注意してほしいのは、自分で行う確定申告ではアルバイト先からの源泉徴収票会社から渡される源泉徴収票の2つが必要だということです。

アルバイト先の源泉徴収票はすでに持っているでしょうが、会社からの源泉徴収票は12月か1月の給料明細と一緒に渡されると思います。あひるの会社では12月の給料明細と一緒に去年渡されました。

ですので、すぐに確定申告をしたいと思っていても12月もしくは1月まで待たないと確定申告ができないことになります。年末調整を完了して満足していると忘れてしまいがちなので手帳やスケジュール帳に書いておきましょう。

まとめ

サラリーマンとして働くうえで年末調整は避けては通れない行事です。単なる行事であればいいのですが、収める税金額に大きく関係するためサラリーマンにとっては非常にクリティカル行事です。

逆に言えば、サラリーマンになって1番お金に関わる手続きであるのでお金について何も考えたことがない人にとっては年末調整の書類に書かれているわからない言葉を調べるだけでも勉強になると思います。

お金を貯めるには自分の支出を抑えることです。税金という支出を減らすために年末調整を大いに利用しましょう!